Excelアンケートを使って買ったものを記録

マイクロソフトが無料で提供しているSkyDriveというクラウドストレージがあるのですが、このSkyDrive、単にファイルをクラウド上に保存できるだけではなく、WordとかExcelが使えてしまうんです。しかも無料です。

 

もちろんブラウザ上で全て操作するので、PCにインストールされたOfficeに比べて軽快ではなく、さらにVBAも使えないんでちょっと不満な部分もあるんですが、これだけの機能が無料で使えるのは魅力的です。

 

そして今年になって、「Excelアンケート」なるものが追加されました。

英語では「Excel Survey」って言います。

 

これ、その名の通り、Excelファイルを使ってちょっとしたアンケートページが作れるんです。

 

この機能、結構便利だと思うんですが、なぜか日本ではほとんど知られてないみたいなんで、ちょっと紹介したいと思います。

 

せっかくなのでここでは、買った物の記録をとるアンケートを作りたいと思います。

 

保存する項目は以下の通りとします。

・買い物した日付

・買ったもの

・金額

 

この3つの情報を保存できるようにしたいと思います。

まあ、ちょっとした家計簿みたいなもんですね。

 

では作っていきたいと思います。

 

まず、SkyDriveにログインしてください。

https://skydrive.live.com/

 

ログインにはマイクロソフトアカウントが必要です。

無ければアカウントを取得してください。すぐに取得できます。

 

ログインしたらメニューの「作成」から「Excelアンケート」を選択します。

 

 

ブックに名前を付けます。

ここでは、「買ったもの記録」とします。

入力したら「作成」をクリックします。

 

 

こういう画面が表示されるので、順番に入力していきます。

ここではタイトルに「買ったもの記録」と入力します。

 

 

次にアンケートの説明を入力します。

ここはとりあえず、「買ったものを記録します。」とします。

 

 

次に質問を作っていきます。

上図、赤矢印で示したところをクリックしてください。

 

 

するとこのような画面が表示されるので、入力していきます。

ここでは、以下のように入力します。

 

質問・・・日付

回答のタイプ・・・日付

必須・・・チェックする

 

入力できたら「完了」をクリックしてください。

 

 

次に2つ目の質問を作っていきます。

さきほど作った「日付」質問のすぐ下にある「新しい質問の追加」をクリックします。

 

 

「買ったもの」です。

同じように入力していきます。

 

質問・・・買ったもの

回答のタイプ・・・テキスト

必須・・・チェックする

 

入力できたら完了を押します。

 

 

最後に「金額」です。

同じように「新しい質問の追加」をクリックして入力していきます。

 

質問・・・金額

回答のタイプ・・・数値

必須・・・チェックする

書式・・・通貨

小数点以下表示桁数・・・0

回答の規定値・・・0

 

入力できたら完了を押します。

 

 

これで全ての質問が作成できました。

画面右下にある「保存して表示」をクリックします。

 

 

するとアンケート画面が表示されます。

 

試しに何か入力してみたいと思います。

 

日付・・・2013/07/02

買ったもの・・・缶コーヒー

金額・・・120

 

入力できたら「送信」を押します。

これで1件登録されました。

 

 

エクセルブックのほうを見ると、さきほど入力したものが格納されてるのが分かります。

 

 

Excelアンケートの使い方は以上の通りです。

 

 

 

ちなみにアンケート画面を再び表示させるには、

ブック画面上部にある、「アンケート」から「アンケートの表示」を選ぶだけです。

 

 

 

で、このアンケート、実際どう使うかっていうと、ブック画面は見せないでアンケート画面だけ公開して入力してもらうということになるかと思います。

 

今の状態だと、いちいちSkyDriveにログインしなきゃ入力できないですし、作った本人じゃないと入力できないので、「アンケートの共有」を行います。

 

 

ブック画面上部の「アンケート」から「アンケートの共有」を選びます。

 

上図のような画面が表示されるので、「作成」をクリックします。

 

 

画面にリンクURLが表示されてると思います。

 

このURLを知っていれば、誰でもアンケート画面を表示でき入力することが出来ます。

 

ちなみに「URLが長すぎるぞ!」と思ったアナタ、

となりにある「短縮」ボタンを押してみてください。

短くなったURLが表示されます。

 

また、Webブラウザで入力するんでWindowsだけでなくMacやスマホからでもおなじように入力出来ます。

 

したがって、このURLをスマホのブラウザのお気に入りに入れておけば、手軽に記録が取れると思います。

 

また、データはエクセルファイルに保存されてるので、合計を出したり、グラフにすることも簡単にできます。

 

 

今回、買ったもの記録を作る形で紹介しましたが、工夫しだいではいろいろなことに使えるのではないかと思います。たとえば、自分の体調を日々記録するとか、体重を記録するとか、あと出欠確認を取るとか出来るのではないかと思います。無料で使えますのでぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。